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パソコンボランティア集団結成の沿革

現在活動中の「エルモパソコン教室」ボランティア・スタッフが結成されたのは、2005年(平成17年)の7月のことであります。区民会館内の掲示板や区の広報誌または区役所ロビーなどに、パソコンボランティアの募集が載ったのは4月ごろからのことでした。

当時の担当者であった大西さんの話によりますと、『はたしてどれほどの応募があるのだろうか』という不安だったと言います。この応募者の数によって、今後のパソコン教室の運営に大きな影響があることを予測できたからです。ボランティア・スタッフの人数がパソコン教室運営の鍵を握っていたということです。

その心配をよそに結果は募集締め切りまでに20人の応募者が集まったのです。応募者の年齢は30代から70代までと幅広く、それぞれのキャリヤも様々で、募集の条件が「1年以上パソコンを使っている人」という比較的ハードルの低いものだったので、気軽に応募できたのでしょう。担当の大西さんにとってもこれは嬉しい誤算だったようです。.
区の広報は毎月15日の新聞折込に入り、エルモの各教室の案内も掲載される。ボランティア・スタッフの募集も逐次行われています。
エルモパソコン教室の開講
応募者全員を招集してパソコンボランティアの講習会が行われたのは2005年(平成17年)7月3日のことでした。その主な内容はボランティアの定義から始まり、「初心者にパソコンを教えるときの注意事項」、そして、ボランティア同士で受講生と講師役とに別れて、質疑応答を行うロールプレイングでした。
このボランティア講習会は外部の講師を招いて行われました。

その1週間後の7月9日10日の土日にエルモでの第一回目のパソコン教室が開講されました。講座は『パソコン初心者講座』。先の講習会に招いた外部の講師が授業を進める形で、我々ボランティア・スタッフは授業のアシスタントとしての役割でした。

授業内容はパソコンの概要説明からウインドウ操作、キーボード、マウスの使い方。ペイントでのマウスを使ったお絵描き、ワードでの文字入力など、午前午後それぞれ2時間ずつ、2日間で8時間の授業で行われました。

我々ボランティア・スタッフは2日間をそれぞれ午前午後に分けられ、授業のアシスタントの参加人数を振り分けられました。全員がすべての授業に参加するには人数が多すぎたのです。このときの受講生は19人。講師用の端末も含めエルモにある20台のパソコンがフル出動しました。

テキストは講師による手作りで、受講料は2日間で3000円だったと記憶しています。このようにして「エルモパソコン教室」がスタートしました。
中高年の超初心者を対象とした教室運営
エルモパソコン教室が開講した当初は、ボランティア・スタッフ同士お互いの知識やスキルについては不明で、気心が知れない者同士でもあり、どことなくよそよそしい関係でした。ただ年齢的には60歳代70歳代が大半で、仕事をリタイヤしたご隠居さんの集まりという雰囲気でした。

講座が開催されるのが土日祝日の昼間になるため、勤めを持っている人にとっては、せっかくの休日をボランティア活動に捧げるという生活に些か無理が生じたこともあって、その後の授業への参加は主に仕事をリタイアした60代70代が中心となって行きました。そしてエルモのパソコン教室の受講生も中高年層が多く、中高年が中高年を指導するという形態が確立していくことになります。

講座の内容は「ワード初級講座」「エクセル初級講座」「インターネットとメール」というのが主な3つの柱となり、それに季節的なもの、例えば「年賀状作成講座」などを加えていく形が定着していきます。

我々エルモパソコン教室のボランティア・スタッフの大半は中高年層です。現役で企業戦士としてパソコンを使って仕事をしている人は皆無に等しい。こうした現役をリタイヤした人たちが、同じ世代の生徒たちにパソコンを指導するという図式は、パソコン教室の雰囲気や教わる側の心理面で大いに有効に働いていると感じます。それはどういうことかと言いますと、年をとってくると誰しも物覚えが悪くなってきます。指示されたことにも反応が遅れがちになります。

こうした年齢にともなった鈍い動作に対し、若い指導者はどうしても苛立ちを覚えてしまいます。『いまさっき教えたばかりなのに・・・』とか、『なんど同じ間違いをするのだろう』などといった気持ちが言葉や表情に表れたりします。こうした若い指導者の何気ない言動が生徒を萎縮させ、自信を無くさせてしまい最後には教わることに苦痛を感じてしまうようになります。

我々は我々と同世代の生徒達が”なぜつまづくのか”、10分前に教えたことがなぜ今できないのか、なぜもう一度説明を繰り返さなければならないのかということを充分理解できるのです。苛立ちも感じないしそうした言動を慎む配慮ができるのです。「間違えるのが当たり前」、「何度も同じことを繰り返し教える」。こうした考えが根底にあれば、生徒に安心感を与え、少しずつでも前に進もうとする意欲につながると思っています。

授業内容と講座編成の問題
毎月土日に2回程度の講座を開設し、受講生の応募数も安定してきたが、講座の詳しい内容、特にレベルが明確でないために様々なタイプの生徒が受講を申し込みます。ワードやエクセルの授業に、満足に文字入力ができない、あるいはマウスのクリックやドラッグといった基本操作ができない生徒が受講するといった状況があり、スムーズに授業が進行しないという現象が顕著になってきました。

「初歩」や「基礎」、「入門」などといった言葉の概念が、講座内容の詳細やレベルのイメージにつながらず、講習内容が明確でないために、パソコンの基本操作が満足にできない生徒も受け入れてしまうことになり、授業の進行が頻繁に停滞することになります。
そこで新たに考え出された講座が「パソコン初心者講座初めてのパソコン」という授業です。
パソコン初心者講座『初めてのパソコン』で、ペイントを使ってマウスの練習「雪だるま」の絵の作成順序をアニメーションにしています。4時間の授業の締めくくりの課題として、マウス操作、特にドラッグ操作を体で覚えていただくための授業内容です。
雪だるまの絵
「パソコン初心者講座」の役割
受け入れた生徒がマウスやキーボード操作ができないことで、授業の進行を停滞させている状況を解消するために、新たに「パソコン初心者講座」を作ったのは、エルモパソコン教室が2年目を迎えた頃でした。

この講座は”初めてパソコンに触れる人”を対象にした授業で、文字入力(ローマ字入力)とマウス操作が中心の授業内容です。もちろんその中には初めてでなくとも、マウスやキーボード操作に自信のない”超初心者”も受け入れての授業です。

この講座の開設で、ある程度最低限の基本操作ができる生徒を養成し、この講座を受講した生徒に次のワードやエクセルの講座に進んでもらおうという考えでありました。

さらに、今までパソコンに触れる機会がなかった中高年層に、『思い切ってパソコンを始めてみよう』という気持ちを起こさせる切っ掛けになるのではないか。また、パソコンを使い始める人たちの裾野を広げる役割も果たせるのではないかという考えもありました。そのためにも受講料は1日4時間授業で1000円という廉価な設定にしたのです。

そして、自信がつくまで何度でも受講できるように毎月1回行っていくようにスケジュールを組むことになります。それはこの講座がボランティア・スタッフ自らテキストを作成、授業進行する講師もボランティア・スタッフが務める形で成り立つことになります。
外部の講師を招いてでは、この受講料では成り立たなくなります。
順調に滑り出した「エルモパソコン教室」は、その後ボランティア・スタッフの顔ぶれも少しずつ入れ替わり、ボランティア自らが講師を務めるという新たな展開を始めることになります。2006年4月の新年度からは、パソコン教室の運営担当も大西さんから福地さんに交代しました。

この頃からボランティア・スタッフがテキストを作成し、講師サブ講師を勤める授業形態が確立し、外部の講師を招聘する授業の頻度が少なくなってきました。

この年の7月8日大阪市コミュニティ協会による「大阪市コミュニティスタッフ交流会」が開催されることになり、エルモから4人が参加することになりました。
写真上左はエルモのパソコン教室の現状を説明する福地さん。右は前任の大西さんとボランティア・スタッフの瀬戸内さん。それぞれ現場での運営実態について話をされ、他区の事情との比較や運営の違いなどを述べ合って、それぞれ今後の運営のあり方に役立てようという趣旨でありました。

ボランティア活動の不確実性

ただこの頃からボランティアとして授業のサポートに参加するメンバーが特定の数人に限定されてきて、その限られたメンバーに一層の負担がのしかかり、今後の教室運営に対する危機意識が新たな問題として浮上してきました。

この問題は現在も続いており、ボランティア活動の難しさを実感させられることとなります。登録されたボランティアの人数は20人を超えていましたが、実際に授業に参加されるのはそのうちの半数以下になり、それも顔ぶれが固定してきました。

新たにボランティアとして応募されてきても、最初の1、2度参加しただけで後が続かず、それっきり半年一年経って存在すらも忘れられていくというパターンが繰り返されていきます。これは”ボランティア活動”という非日常の不確かな主体が中心となった組織の、宿命的欠陥だと認識せざるを得ないと思います。

ボランティア組織というものは非常に壊れやすい組織であるということです。
誰一人として、この組織に対する責任も義務も無く、この組織の連帯を維持していくということが、いかに難しいことであるかということを実感させられます。
出来島小学校のパソコン教室はエルモのようにモニター画面で指導するような設備がないので、ボランティアスタッフが付きっきりで指導しなければならない。
新たな教室運営とPC環境
こうした状況のところへ新たな仕事が入ってきました。地元小学校のPTAが主催する「生涯学習教室」の「パソコン教室」です。2006年6月から授業を開始するという教室で、地域の小学校の校区内に居住されている人たちを対象とした、月一回二時間で6月から翌年の3月までのサイクルを3年間というスケジュールです。この教室の運営に私たちエルモパソコン教室のスタッフが指名されたのです。

この新たな教室は、当該の小学校の設備を使用することが前提条件となっていました。受講料は無料でしたが、講師を務めるスタッフには小学校の予算から僅かな報酬が支払われることが伝えられていました。

そして、この新しい教室の受講生も大半が中高年層で、その9割が女性でした。この教室を引き受けるにあたって危惧したことは、受講料が無料ということで、エルモの教室のように、身銭を切って習いに来る生徒と違い、『とりあえずタダやから行ってみようか』という生徒側の意欲に違いはないのか、ということが問題として取り上げられました。

そして、約9ヶ月という長期間にわたっておこなわれる授業に、最後までついてこれるだろうかという疑問。1回2時間で、それを毎月一度という授業の流れで、授業の連続性が維持できるのか。次の月の授業では前回にやったことはすっかり忘れてしまっているのではないか。という幾つかの疑問が湧き出てきました。

さらに最も大きな問題としてPC環境の現状が明らかになってきたのです。我々のエルモの教室と同じように、当然装備されているであろうと考えていたプログラムソフト、ワードとエクセルがこの小学校のPCには入っていなかったのです。


ワードもエクセルもないPCを使って授業を組み立てていかなければならないということです。『せめてワード、エクセルぐらいは入れてください』と、学校側にお願いしても、『予算が無いので無理です』と断られ、『それではフリーソフト”オープンオフィス”を入れたら』という案も出ましたが、この教室のPCは午後5時になると自動的にシャットダウンして、環境が初期化される仕組みだということだそうで、結局与えられたPC環境の中で、出来ることをやりましょうということになりました。

ボランティアスタッフの新たな試み・・・

エルモパソコン教室では、それまでワードやエクセルの授業は外部の講師を招いて授業を行ってまいりました。しかしながらこのワード・エクセルの講座は講師へ報酬を計算すると、ある一定以上の生徒が集まらなければ、教室の運営上マイナスになります。また、これ以上受講料を高くすることは、生徒の集まりが悪くなります。

そこで、我々ボランティア・スタッフが自ら講師を務める、ワード・エクセルの授業の計画が提案されました。テキストを市販のものから選び、実際の授業の進め方や口述説明の手法について検討を重ね、選んだテキストに準拠した『教師用指導書』の作成に取り掛かりました。こうして数ヶ月を要して作り上げた『指導書』を元に、2006年後期から”ボランティアによるワードとエクセル”の講座が始まりました。

この講座はそれぞれ120〜130ページの二色刷りの立派な教科書で(写真上)、2日間8時間授業で行い受講料は教科書込みで2000円という安さです。因みにこの教科書の定価は800円です。

このボランティアによるワード・エクセルの講座の誕生は、我々ボランティア・スタッフに”教える”という行為に自信をつけるという好結果をもたらしました。さらに、それまでの指導のあり方が個々バラバラで不統一だったものが、”指導の標準化”という意識が芽生えたことが大きな収穫だったと思います。
「エルモPCクラブ」の創設ーその役割と意義
エルモ西淀川区民会館でパソコン教室が開講されて2年目を迎えた頃、ボランティア・スタッフの有志の発案で「パソコンクラブ」の立ち上げが計画されました。このクラブの目的は、ボランティア・スタッフのパソコン技術の向上と親睦を図ることを目的としたものでした。

パソコン教室開講にあたって応募されたボランティア・スタッフは約20名いましたが、それぞれ一人ひとりのスキルや経験、得意分野は様々で、日ごろお互いがどのようなPCライフを送っているのかは全く不明でした。そこで、お互いの持っている技術や情報を共有し、それを基に相互のスキルアップと親睦を促進して行こうというのがこのクラブの主旨です。

まず組織作りから。会長、副会長、会計、会計監査、広報、この5人で役員会を構成し、この役員会が中心となってクラブの運営に当たります。会員はパソコン教室のボランティア・スタッフと受講生。会費は無料、受講生のみ入会金として1000円。実際の活動はエルモの教室と機材(端末)を使わせていただき、当初毎月2回の勉強会を行いました。今まで行ってきた勉強会の内容は次のとおりです。

「パソコンを護るーセキュリティー対策」「メールソフトの初期設定」「フリーソフトを活用しよう」という基本的な技術から、「スカイプを使おう」「Youtubeの楽しみ方」「ムービーメーカーでスライドショー作り」「HTMLでホームページ作り」など遊びの要素を取り入れた内容が中心です。毎回テーマを決めて参加者全員で実際の操作を行い、質疑応答します。また時には、パソコン教室で新たな授業を始めるにあたって「テキストの検証」なども行います。

こうしたクラブ活動は、勉強会への参加で得る様々な知識や情報が、個々のPCライフをより豊かにし、パソコン教室のアシスタントの役割としての技術向上に役立つと同時に、ボランティア・スタッフとしての参加頻度の向上にもつながる結果となりました。さらに、受講生会員の中から新たなボランティア・スタッフに加わっていただけるのでは、という期待も膨らみました。創設から約4年、今では多くの会員の方々に『パソコンを楽しむ』という意識と共に、パソコン授業への参加頻度の向上という相乗効果をもたらしていると感じています。
エルモパソコン教室のボランティアスタッフもPCクラブのメンバーも、その大半は中高年層です。一見して「ご隠居さんのサロン」という雰囲気です。メンバーの中で実際にビジネスの現場でパソコンを使っている人は極めて少数派といえます。こうした高齢者中心のクラブだからこそ、これからの情報化社会の中で置き去りにされないために、また、楽しいPCライフをより謳歌することで、一味違ったご隠居さんのイメージを作り上げていきたい。型にはまったお年寄りのイメージを変えていきたい。こうした「エルモPCクラブ」の活動が地域の高齢者の意識改革につながることになるならば、それなりの意義はあるだろうと思うのです。
大野川緑陰道路のスライドショー
大野川緑陰道路の四季の移り変わりをスライドショーにしてみました
2009年「エルモPCクラブ」の勉強会で行った「ムービーメーカーを使ったスライドショー作り」は、その後、クラブ会員の中に「スライドショー作り」ブームが起こり、Youtubeに投稿する人、自分のブログやホームページに埋め込みする人。さらにコーデック変換、DVDへ書き込んでテレビのDVDデッキで再生するなど、幅広く活用されています。
2011年9月現在「エルモパソコン教室」で開講している講座です
エルモパソコン教室講座内容
メロンの写真を使った「サムネイル」から大きな写真の表示(サンプル)
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2011年11月8日HTML練習場が竣工しました
HTML練習場への入り口

練習に興味のない方は入らないでください
準備運動してから入ってください。土足厳禁です